シェアハウスの人間関係は複雑? なぜ「やめとけ」と言われるのか

古民家シェアハウスのリビング アドレスホッパー体験記

シェアハウスに興味があるけど、検索したらサジェストに「シェアハウス やめとけ」が出てきて不安になっちゃった……

というあなたに、今まで8ヶ所のシェアハウスで暮らしたわたしが、実体験をお伝えします。

(※2024/09/10現在)

この記事を読むことで、「あ、むしろシェアハウス、楽しみになってきたかも」と思っていただけるはず。(大きく出ました、お恥ずかしい!)

シェアハウスの人間関係は複雑なのか?

みんなでお料理

特に複雑ではありません。

強いて言うなら、人間関係は基本的に複雑なものなので、シェアハウスだからといって特別、複雑なわけではありません。

シェアハウスって人間関係が複雑そう、と思ってらっしゃる方は、もしや「テラスハウス」のイメージが強いんでしょうか?

あんな「魔窟」みたいなシェアハウスはそうそうないです。

意図的にクセ者ばっかり集めてこない限り、そこまで人間関係が複雑になることは、そもそもありません。

シェアハウスの人間関係は「運」

結論、シェアハウスの人間関係は、「運」です。

運かーーーーーーい! 

と言われそうですが、もう、これは本当に「運」なんです。いい人しかいないから安心して! とは言えません。

幸い、自分が滞在していた期間は何もトラブルがなかったシェアハウスでも、長く住んでいる方に話を聞くと、過去にこんなことがあって……、と教えてくれることもありました。

でも、それは「車に乗っていれば事故に遭うこともある」というのと、同じです。

運転マナーを守るとか、

交通量の多い道と時間帯を避けるとか、

耐久性の高い車種を選ぶとか、

自衛すれば事故が防げるのと同じで、シェアハウスでの人間関係トラブルも防げます。だから、大丈夫!

人間関係のトラブルが少ないシェアハウスの特徴

8ヶ所のシェアハウスに住んでみて、「こういうシェアハウスは人間関係のトラブルが少ないぞ」と思った特徴がいくつかあるので、ご紹介しますね。

管理人さんの人柄がいい

類は友を呼ぶ

今まで滞在してきたシェアハウスには、全て「家守さん」という管理人のような立場の方がいました。

人間、似た者同士が集まるのか、家守さんの人柄が良いと、自然と人柄の良い方が集まるようです。

管理人さんがネットで情報発信をしているシェアハウスも多いので、一度調べてみましょう。(人の画像が多く載せられているシェアハウスは、比較的、安心です)

シェアハウス自体が広い

シェアハウスの広いリビング

シェアハウスが狭いと、それだけでイライラの元になります。

もし仮に、この人とは気が合わないなと思っても、物理的に距離が取れれば、人間関係のトラブルまでには発展しません。

部屋数が多かったり、リビングが広いシェアハウスを選ぶと良いです。

H Pで室内の様子が確認できるので、見てみましょう。

長く住んでいる人がいる

社員の入れ替わりが激しい会社が危険なのと似ていて、住人の入れ替わりがあまりに激しいシェアハウスも、やっぱり危険です。

逆に、長く住んでいる方が多いシェアハウスは、人間関係が落ち着いていることが多いです。

何かあっても、トラブルになる前に、お互いに口に出せるくらいの関係性が出来上がっている感じがしました。

恋愛系のトラブルを避けるなら「専用シェアハウス」を選ぶ

一番厄介で、面倒なのが、恋愛系のトラブルです。社内恋愛などと同じで、簡単に抜けづらいコミュニティ内での恋愛がこじれると、地獄です。も、ホント、地獄。

特に、当事者以外が、変に気を遣ったりして居心地の悪い思いをすることが少なくありません。

シェアハウスには、「女性専用」「男性専用」などの種類があるので、どうしてもこの手のトラブルを避けたい場合は、これらを選ぶのも手です。(もちろん、一概には言えませんが)

お試しで泊まるのも手

シェアハウスによっては、入居前にお試しで泊まれるところもあるので、気になる場合は泊まってみると良いと思います。

その際、運よく、長く住んでいる人に話が聞ければラッキーです。管理会社よりも、赤裸々なお話が聞けるはずです。

シェアハウスの人間関係の面白さ

逆に、シェアハウスならではの人間関係の面白さもたくさん味わいました。

思いがけない人に出会える

釣り人

誰と一緒に住むか分からない、ということは逆に考えれば、「思いもかけない人と出会える」ということにもなります。

釣りが趣味の方と出会って釣りへ連れて行ってもらったり、

ニュージーランドの方と出会って英語を教えてもらったり、

お料理上手な方に出会ってご飯を振る舞っていただいたり、

クラフトビール専門のWebライターさんに出会って美味しいビールの話を聞けたり、

思いもかけない方に出会って、たくさんの素敵な体験をさせていただきました。この出会いのおかげで、アラフォーの今、人生に幅が出たと実感しています。

一緒に住んでいるからこその魅力がわかる

同じ家に住むと、空間・時間を長く共有することになります。

すると、その人の良い面を知るチャンスも自然と増えるんです。

仕事でたまに会うだとか、飲み会で席が隣だったとか、そういう短い時間では気づけない相手の魅力に気づきやすくなります。

クールに見えるけど困った時には自然に手を差し伸べてくれる人なんだな、とか、

間違えたと思ったらすぐに認められる人なんだな、とか、

語彙力が豊かでこんなにオシャベリが面白い人なんだな、とか、

同居人の良い面をたくさん知ることができました。

新しい価値観を教えてもらえる

共に住むと、相互に与える影響力も、とても強くなります。

そうすると、自分の中に、その人に出会ったことによる、新しい価値観や考えが芽生えます。

もしかしたら、それが一番、このシェアハウス生活で得ているものかもしれません。

どうしても合わない時は別のシェアハウスへ移ろう!

とはいえ、どんなに気をつけていても、ヤベー奴に会うことはあります。それはもう、しょうがない。事故です。あなたはなにも悪くない。

そんな時は、その家を出ましょう。あなたにふさわしい家が、他に絶対あります。

総じて、シェアハウスの人間関係は、複雑でイヤな面よりも、楽しくて興味深い面が多いです。

あなたに合うシェアハウスが見つかりますように。

きっとその体験は、あなただけの大切な財産になりますから。

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