料理好きなアドレスホッパー、かっぱです。現在、シェアハウスを中心に多拠点生活を送っているアラフォー独身女性です。
現在、基本的にシェアハウスで生活していますが、意外と自宅キッチンでなくても、料理を楽しめるものだなと実感しています。
これは、最初に滞在したシェアハウスで作ったご飯です。ただの納豆卵ご飯なんだけど、シェアハウスのキッチンで初めて作ったご飯だからか、妙に感動しました。
ちなみに、パックごはんです。お米は最低2キロからの販売なので、10日ほどの滞在だと、絶対持て余します。パックごはんは、1食分のグラム数が細かく分かれていて選べるのが、とってもありがたい。太り気味の時は100gパックを、通常時は130gパックをよく購入します。
いや、しかし。最初の滞在の時はまだ勝手が分からなくて、最終日なのに食材が大量に余り、住人の方にもらっていただいたりもしました……
滞在日数は決まっているし、それを頭に入れて買い出しもしてるはずなんだけどなぁ、どうしたものか。我ながら、パッパラパーでござる。
伊豆に滞在していた時には、住人が釣り人だったので、朝イチで魚を釣って分けてくれたこともありました。
立派なハタでしたから、以前から一度やってみたかった「ハタの中華蒸し」を作りました。
下ごしらえをしたハタにスライスした生姜をセットし、ネギの青い部分を敷いたお皿に丸ごと入れて、15〜20分ほど蒸します。
蒸し上がったら、白髪ネギと生姜の千切りを乗せ、煙が出るくらいカンカンに熱したごま油を、ジャッ! とかけて、お醤油をチラリ、香菜をのせて完成です。
見た目は豪華ですが、調理は簡単です。魚をワカメに変えて、副菜にしても、とっても美味しい。
これは、北海道・帯広にいた時に作ったご飯です。住人が全員自分よりも年下の女の子だったので、なんだか張り切ってしまいました。寮母さんの気分が味わえて、満足です。
平野レミさんのレシピが好きで、よく作ります。これは「プレ・コロッケ」。
ざく切りキャベツにマッシュしたじゃがいもをドカンと載せ、玉ねぎと合い挽き肉を炒めたものをバコンと重ね、最後に焦げ目がつくまで炒ったパン粉をシャララランと振りかければ完成。ソースをかければ、味はコロッケ。
帯広のスーパーは、なぜか貝類が豊富だったので、思わずムール貝を買ってしまいました。一緒に食べてくれる人がいると、料理にも気合が入りますです。
〆は北海道名物・焼きそば弁当でオムそば。帯広にいる間に、抜かりなく3キロ太りました。しょうがないない! ドン・マイマイ!
また、偶然、料理好きな住人の方に出会えると、食事を振舞っていただけることもあります。
鶴巻温泉に滞在していた際、料理上手で有名なADDress会員・Nさんが、お仕事帰りにささっと作ってくれた手ゴネ寿司と、新玉ねぎ入りのお味噌に漬けた里芋。
手際よく、肩肘張らず、慣れた様子で美味しいものを出していただいて、ジンとしました。一緒に暮らしているけど、家族じゃない。でも、他人と言うには、とても近い。シェアハウスならではの距離感でした。
歳はさほど離れていませんが、ママ、と呼びそうになりました。
三浦での大宴会。この時も、「玄人はだし」と噂で聞いていた会員・Oさんと偶然出会い、夕食に呼んでいただきました。
誰かが作ってくれたお料理って、なんでこんなに美味しいんでしょう……子供の頃は本当に知らなかった。これがどれだけ贅沢だったか。
実家に帰った時に母が作ってくれたチャーシュー。
姉の家に遊びにいった時に作ってくれた玉ねぎ入り餃子。
友人の家に泊まりに行った時に出してくれた目玉焼きトースト。
外食も大好きですが、これほどの贅沢はないですね。何が出てくるかこっちは一切わからないところが、とても良い!!
自分で作るとね、知ってますから。何が出てくるか。もう1000%知ってますから。だって自分で作ってっから。
今日のご飯、なーに? と毎日当たり前のように聞いていた日々が、いかに輝いていたか……これを知るためだけに、ひとり暮らしをしても良いくらいです。
どの拠点にいるかにもよりますが、固定住人の方がいて、仲良くなると、調味料を分けていただけることが多かったです。
当てにするではありませんが、結果的に助かっています。
昔はお隣同士で、お醤油貸して、このおはぎお裾分け、などとやっていたそうですが、このシェアハウス生活は、かなりそれに近いかしら。
なにせ、ひとつ屋根の下、なので。
毎日一緒に食卓を囲めば、当然、色んな話をするもので、その中で、新しい価値観や生き方を知ったり、学んだり。
とてもかけがえのない時間をいただいています。大変ありがたい。
料理好きでもひとり暮らしだと、意外と思い切り料理が楽しめないことも、多いと思います。
こんなに食べきれないとか、持て余して困るとか、そういう悩みが、シェアハウスで料理をすると、解決してしまう。
数年前、「作りたい女と食べたい女」という漫画を見つけました。N H Kで、ドラマ化もされていたはず。
この漫画を読んだ時、
そうそう! 大量にご飯を作りたい時、あるよね! でも、そんなに食べられないのよね! 作りたいだけなのよ! 分かる!
と首がもげるほどうなずいたものです。
お料理欲を満たすのに、シェアハウス暮らしはいいかも知れません(笑)
いや、興味はあるけど自宅だってあるし、そんなに簡単にシェアハウスなんか住めないよ、というあなた。
このADDressというサービス、いいんです。わたしも現在、利用しています。
毎月チケットを購入することで「全国・海外の300拠点のシェアハウスに住める」住居提供サービスなんですが、使わなかった分のチケットは有効期限が2年間あるので、購入した月にチケットを使えなくても、ほぼ無駄にはなりません。
一番お手軽なコミュニティプランは月額980円と破格なので、お試し的にいいかもしれません。
また、シェアハウスに住むと言っても、一泊からO Kなので、週末だけ泊まるなど、普通のホテルのように使うこともできます。
もちろん、ホテルとは違うので、お掃除サービスやスタッフさんの接客などはありませんが、その代わり、普通のホテル泊では味わえないディープな魅力に気づくチャンスがたくさんあります(笑)
まずは、自分の住んでいる県内から試してみるのも、いいかと思います。
思ってもみなかった出会いと時間が、あるかも知れません。