こんにちは、アドレスホッパー歴9ヶ月目のかっぱです。(2024/12現在)
実は、このブログとは別に、毎日、個人的につけている日記があります。
後で振り返った際に、よく思い出せるように日々つけているものですが、改めて読んでみたら、その日過ごした一日が思った以上にリアルに蘇ってきたので、ダイジェストでブログにも載せることにしました。
2024/11/12
ガツガツとブログを書いた。いい感じ。昼に買い出しをして、夜はラザニアとキビナゴのサラダを作った。同居人の神戸の彼女は喜んで食べてくれた。


2024/11/13
幼馴染のKちゃんに誕生日おめでとうLINE。Kちゃんらしい、植木等のような軽い返信が嬉しい。
気になっていた古本屋へ。素敵なお店だった。五味太郎の「ことわざ絵本」を見つけて嬉しくなる。注文したオレンジジュースは、酸味のないみかん系の味で、とても美味しかった。本を二冊買う。
どうにも眠くて、唐揚げ弁当を食べた後にすぐ寝てしまう。



2024/11/14
思い立って、夜は外へ。薦めてもらった居酒屋盛へ。満席と言われたが、ひとりなら大丈夫とすぐに入れてもらえた。席数は少ない。6人座ったらいっぱいのカウンターに、座敷。座敷も、10人が限度だろう。すき焼きを囲んでいる家族がいた。良いなぁ、すき焼き。ああいうのもあるのか。
おすすめに従って、刺し盛りと黒むつの煮付け、爆弾揚げ? などを頼む。ご主人はのんびりとしたハンサムで、色々と解説しながら、料理を出してくれた。
羽ガツオ(血合いが少なく生臭くないんだそうだ)、アオリイカ、ひらす、カンパチ? それからキビナ(こっちではキビナゴとは言わないらしい)。身が締まって、確かに美味しい。サラダに使えそうなくらい太い大根のつまも、手作りだった。醤油は九州の醤油。やはり甘かった。
黒むつはふっくらと身が厚く、しょっぱいを通り越して辛いくらいの味付けだった。本当に、鷹の爪でも入ってんのかと思うほど辛くて、ちょっと驚いた。
五島牛の串焼きをもらい、ちゃんぽんをもらい、知人がいましがた持ってきてくれたというアオリイカをいただいた。
このアオリイカ、捌いているところをちょっとだけ見せてもらったが、息を呑むくらいに透明だった。縁の部分がうっすら緑色に透けていた。新鮮だったら、みみが一番美味しいんです、と言いながら、小皿にみみを盛ってくれた。口に入れて奥歯で噛んでみると、ペキン、と折れるような感触があった。びっくりして、うまぁ、と大きな声が出た。
ゴトジンも飲んでみた。最初は生のまま、途中から炭酸水で割る。確かに、香りがいい。そして、とても強い。クラクラした。お酒が強そうだと言われた。ひとりで居酒屋に来るような女は、確かに酒が強そうに見えるな。
カウンターの隣にいた夫婦は旅が趣味だそうで、今年は与那国なんかに行っていたそうだ。以前、チェコに滞在した時には隣がブルワリーだったそうだ。悠々自適とはこのことだなぁと思った。仲良く旅ができるパートナー、良いなぁ。
店を出て、スナックへ入った。ひとり先客のおじいさんがいた。久々に、あんた結婚はしないのか、子供を作らないと年がいってから後悔するぞ、と言われた。もう子供ができるような年齢でもないんだけどな。男女でそこは違うのよね。その後ママさんが、あんなこと言ったけど、この人も女好きが祟って、今までにけっこう損してるのよと教えてくれた。ざっと1,000万。ひえ。
その後、前歯があっちとこっちを向いている方と、若い人が入ってきた。前歯の方は漁師だそうだ。この店に来る前はガールズバーに寄ってきたと言っていた。あるのか、五島に、ガールズバー。漁師は鳥羽一郎の歌を歌っていた。「漁師に生まれて良かったね」という歌詞で、どういう種類の笑いかはわからないが腹の底から笑いが湧いてきて困った。
先客のおじいさんは先に店を出たが、彼が通った後に、何やら落ちていた。ビニール袋に入った何かの死体に見えたが、どうやらさつま揚げや刺身など、持参したつまみらしかった。怖いって。本当に死体みたいだったんだもの。

居酒屋盛の詳しい記事はこちら「五島・福江島の絶品お魚グルメ4選〜垂涎注意〜
2024/11/15
昼は洋食を食べに外へ。ミッキーハウスは本当にミッキーハウスで、ちょっとおっかないくらいだった。古い古いミッキーやミニー。歴史が降り積もっている。

2024/11/16
夕方から出かけて2軒、最後に1軒寄った。2軒目は、一階が週末限定の居酒屋、普段はコワーキングスペースという作りで、二階は数日後から滞在予定のシェアハウスになっていた。場所も確認できて良かった。
カウンターに座ると、隣の席の男女が色々話しかけてきた。美容師の男性と、長崎から移住してきたという女の子だった。向かいの席の座った女性は看護師として五島にやってきたそうで、看護師が足りていないのかなと思った。人が足りている地域なんて、そもそもあんまりないのだろう。
豚汁の芋がとても甘く黄色く、これはインカの目覚めとかそういう系のお芋かなぁと思った。お味噌も甘い味わい。
猫がたむろする居酒屋の前を通りかかると、お店の人がカリカリを上げているところだった。四匹いた。急いでコンビニでチュールを買って上げてみると、茶トラの一匹がとにかく気が強くて、ぼーっとしたキジトラにあげたいんだけど、取られてしまう。仕方ないね。君がぼーっとしているのも、君が気が強いのも、そういうもんだから。ほんと、そういうもんだから。





2024/11/17
「西村キャンプ場」というローカル番組が面白い。久しぶりにしっかり観てしまったテレビ番組かもしれない。
散歩へ出る。港の前のラーメン屋に行くと、満席で2階へ上がる。テレビで「アッコにおまかせ!」がやっていた。国民民主の玉木さんが槍玉に上がっていて、うんざりした。頼んだ焼き飯は、ミックスベジタブルと卵しか入っておらず、極限までシンプルにしてますなー! と思った。
お城の周りを歩く。良い天気。エレナやドラモリの方も散歩する。椿屋で買い物をした。ここは塊の牛肉は売っていないらしい。しまった。ウチワ海老という、カブトガニのような海老がいた。みんなひっくり返ってお腹を見せていて、こう、にっちもさっちも、という感じがした。仕方なく、鶏ハムを作ることにする。
晩御飯は親子丼にした。ご飯がラストだけど、もうすぐ移動日だから買い足すことはしない。
女らしさ、みたいなものに深いところで囚われているんだな自分は。うんざりする。
求められても求められなくても嫌というのは、こういうフィールドに自然と立たざるを得ないこと自体が、多分嫌なんだろう。社会で生きていくのが上手い人なんて、幻想かもしれない。多分、そうなんだ。
考える力というのは長所にも短所にも転ぶが、いまの自分は見事に短所に転んでいる。押し寄せる不安について、ただただ、振り回されるように思考を垂れ流している。考える力でもなんでもないな、こんなの。
何が良くて何が悪いかなんて、生きてみないとわかんない。晩節を汚すって言葉もあるくらいだしね。




2024/11/18
部屋で休んでいたら、同居人の女性がドアをノックした。話を聞いて欲しいという。しばらく話されるがままに耳を貸した。少し遠い間柄の方が、話せることはあるよね。
思わず、提案するようなことを言ってしまった。こんな解決型の話でいいのかしらと思いながら、話した。でも、ひととおり話を聞いた後だから、まぁいいかな。
その子が作ってくれたハヤシライスで晩ごはんにした。ありがとうね。

